木偶ノ文庫 B3F:翻る矛先、真の忠義や何処に(再)


何かいきなり目の前に巨大な扉があるな。



うん。
もしかしたら開かないのかな?


タルシスの兵士が何人かで調べているみたいね。
まずは話を聞いてみましょう。


王の石門?
この急いでいる時に、4人も王サマに会わないとだめなの?


四人の王の認証...ここまでの大地に、城なんてなかったよな。
この迷宮内のハナシか?


ですね。
東は行き止まりみたいですし。


あの扉の紋章、今までの石碑にあったものと同じだよな。



そういえばそうね。
こう、自分の掌を当てたくなるデザインだわ。


西に行った先に、こんなものがありましたよ。



階段...とは違うわよね。
ちょっとくぐってみましょうか。


? ここは、第四迷宮か?



そうか、煌天破ノ都と木偶ノ文庫は地下でつながっていたんだ。
どうりでマップが半分空いてたはずだ。


成程ね。
この先に、王の石門を開く手掛かりがあるってこと?


おそらくそうでしょう。
それと出て来る敵は、第5迷宮仕様みたいです。


なので遠慮なく修行をして、レベル45になりました。
2人だけなので僕とコペツキですね。


ちょっと、私は?



サビーナは休養しなくていいので、そのままでいてください。
レベルが追いつくまでは、僕たちがこまめに休養しますんで。


えー。
別にいいけれど、レベル45になって何をするのよ?


僕はサブ:スナイパーでカモフラージュを取って、あとは今まで通りですね。
だけどコペツキはすごいですよ。


例えばマスタークラスのスキル、
「猛毒の投刃」はレベルを最大まで上げれば毒ダメージがこれくらい出ます。


さらにサブ:ミスティックの抑制ブーストで状態異常の成功率が上昇、
先制スプレッドからの投刃全体化とか、まぁ色々できるようになるな。


それはすごいわね、ところで何でローゲルさん戦闘不能?



ええと、このギルドの方針に従ってもらった結果ですね。



あくまでも「同行」してもらうだけなんだよな。
お前ホントに...いや、いいや。


...あ、あれ何かしら。



これは...もしかしてこれが、扉を開く鍵かな?



ふぅん...どれどれ。



...何か動いた?



いえ、見てわかる範囲では何も。
でもここじゃないどこかで、変化はあったと思いますよ。


それとこの近くにボスのいた広間に通じる扉があった。
バルドゥールはここを通って第5迷宮に行ったんだな。


全然気付かなかったわ。
ローゲルさんは知ってたみたいだけど。


たしか、4人の王の認証が必要という話でしたね。
多分あと3つ、こういうものがあるんだと思います。


3つ、か。
ということは...次は...


? どうしたのよ、コペツキ。



いや、ちと嫌な予想をしちまっただけだ。
...レオーシュ?


ううん、どうなんだろうね。
知っていたのか...知らなかったのか。


? よくわからないけれど、先に進むわよ。
時間がないんだから。


...ああ。そうだな。
先に進もう。

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...どうにも断片的な情報だな。
いつ使うのかわからんが、一応メモしておくか。


ねぇ。
こっちの本の内容はどう思う?


世界樹封印計画...
地形を利用した三重の封印...


他のページは...だめだ、読めないね。



俺たちが消してきた、あの北の障壁のことか?
やはり目的があってああなっていたのか。


それを私たちが、解除しちゃったのよね。
3つ目はローゲルさんだったけど。


まぁ僕たちがやらずとも、
いつかは誰かがやったと思いますけどね。


ここにも例の石像が配置されているな。



うん。
例によって近くにいる監視者に、ワザと発見される必要があるみたいだ。


えーと、私たちはこういう感じで突破したわ。
これが正解かは知らないけれど。


ここで見つかって。



こう、扉をくぐる。



これでやっと、地図が埋まりましたね。
第3迷宮へ進みましょうか。


おい、さらっと何言ってんだ。



あ、うんゴメン。
でもどう考えても「次」があるってことはさ...


たしかにそうかもしれないが、だとすると...
...。


ま、とにかく先に進もう。
行けば分かるさ。

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世界樹の迷宮IV 伝承の巨神