こうしてみると、本当にすごく巨大よね。
ええ。
タルシスなどあれが通過するだけで壊滅してしまうでしょう。
．．．で？
今からあれを倒すんだな？
冗談．．．じゃないみたいね。
でもどうして？
流石に、失敗続きじゃ終われませんから。
これはまぁ、僕の．．．趣味です。
趣味って、もっと他の言い方ねぇのかよ。お前は。
はは。
．．．ん？
あれは．．．巫女ちゃんの。
北に．．．巨人のところに、俺たちを呼んでいるのか？
あれがあるってことは、もしかして巫女ちゃんはまだ．．．
．．．かもな。
これは僕のわがままなので、２人には付き合わなくていいなんて言いません。
一緒に来てください。
うわっ、言い切ったわね？
ええ。言い切りますよ。
お願いします。
お前．．．ったく、しゃあねぇな。
．．．いいわ。わかったわ。
ここまで来たら、付き合うわよ。
ははは。
ありがとうございます。
．．．それじゃあ、行くか。
ええ。巨人のところへ。
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レオーシュ、
これ以上近付いたら戦闘になるみたいよ？
わかりました。
こっちのことも、認識しているみたいですね。
．．．ここまで近付いても、身体が植物化しないな？
うん。とはいえいつまで大丈夫かはわからない。
とりあえず、挑んでみようか。
こうして目の前にするとやっぱり怖いわね。
拳の一撃でゲイインテイが墜ちそうだし．．．ま、いいわよ。
ああ。戦闘、開始だ。
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どうやら今回は「楽園の導き手」に加えて、
「破滅と絶望の右腕」「怪しき幻惑の左腕」の３部位構成みたいだね。
３部位、か。
まぁこの巨大さならそうなるかもな。
右腕は直接攻撃タイプよ。
全体攻撃やランダム複数回攻撃を、繰り出してくるわ。
左腕は単体攻撃＋混乱、封じみたいです。
あとは両腕とも、本体をかばったりしますね。
で、当然本体も攻撃をしてくる。
そっちは炎、氷、雷の属性攻撃だな。
３属性、どれを使うかはランダムみたいね。
というか、これ．．．
ちょっとこれ、絶望的じゃないの？
とてもじゃないけど攻撃を耐え切れないわよ。
ですかね。
とりあえずもう少しレベルを上げて、情報を集めましょう。
ふーむ．．．
右腕と左腕は、ＨＰが大体３０００くらいね。
倒してもターン経過で再生されちゃうわ。
ああ。
それぞれの行動としては、こんな感じだろう。
破滅と絶望の右腕
- 防護の構え：本体をかばう。
- 旋風衝：全体斬攻撃
- 鋭葉の双刃：全体ランダム斬攻撃
- 光の障壁：物理・属性防御上昇
妖しき幻惑の左腕
- 防護の構え：本体をかばう
- 絡み蔦の檻：単体突攻撃＋頭・腕・脚封じ
- 魂の掌握：単体壊攻撃＋混乱付与
- 虚ろう領域：物理・属性防御減少
右腕の攻撃は、どれも斬属性なのね。
ただ通常攻撃は壊属性だけど。
斬撃の守りを装備すると他のダメージが増えますね。
それと、本体の行動はこんな感じです。
楽園への導き手
- 死への誘い：狙われ率上昇
- 原初の炎：炎＋拡散
- 凍土の槍：氷＋貫通
- 破滅の雷：雷＋全体ランダム
- 消散の吐息：強化打消し
さらに合わせ技を持っているぞ。
『静かに祈り始めた』次のターンに「深緑の聖櫃」を使ってくる。
残っている腕の数で、ダメージが変わる攻撃だったかな。
両方潰せば、不発に終わる。
けど両腕が揃っていると、まず耐えられないわ。
両腕を放置はできないわね。
ホロウクイーン戦のように俺が即死させるのは不可能だ。
かといって、極彩を総べる者戦のような方法も駄目だな。
そうだね。攻撃に耐えられないから、
今のレベルだと．．．僕たち３人だと．．．
．．．
．．．これしかない、かな。
準備に戻ろう。
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